今後の上昇シナリオの「死角」。
昨日の日経平均は反落。
最高値を更新したのを受け、
また米国株安の影響もあって、
いったん利確の売りに押されて、
終日、マイナス圏で推移しました。
もっとも、大きく下げはせずに、
底堅い値動きともなっており、
買い意欲の旺盛さも意識されます。
前号メルマガ（第386号：9月12日）で、
今後の「居心地のいい水準」について、
あり得るシナリオを分析していますが、
総裁選とその後の衆院選の結果次第で、
さらに上値をとっていく展開というのは、
確かにあり得るものと考えられます。
最も良いシナリオになった場合は、
日経平均の上昇限界はもっと上であり、
市場にそうした展開を期待する空気は、
確かに存在しているものといえます。
もっとも、その良いシナリオとは、
国内も海外も何ひとつ波乱がなく、
万事、順調にいった場合のことです。
日本の政局がどうなるかの点も、
まだまだ激動が予想されますし、
米国の政治、経済の状況にも、
中国で進行している異変にも、
目を光らせていく必要はあります。
次号メルマガ（第387号：9月19日）は、
今後の上昇シナリオにとっても、
「死角」となり得る要素も取り上げ、
日経平均の展望を分析する予定です。
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