誰が「解散風」を吹かせているのか。
(現在午前1時。都合により、この時間に更新です)
昨日の日経平均は買い手不在。
ずるりずるりと下落していき、19700円台まで入りました。
まだ十分、「ふたたびの2万円トライ」を狙える位置にはいますし、
「下げる」という明確な意図を感じる動きではありませんでしたので、
「2万円の攻防」「2万円突破」と続く可能性はまだまだ残っており、
私は引き続き「売り目線」で出動を準備中であることは先週と同様です。
ただ、「買い本尊」たる海外短期筋が買わない限り上昇はしませんので、
何らかの理由で彼らが買いの手を止め、売りに転じるとしたら、
今回は私の「待ちゾーン」にクリアに届くことはなく失速し、
前号メルマガ(第84号:11月29日発行)で書いたとおりに、
「儲け損ない」になったことになります。
無論、私にとって「儲け損ないは勝ちと同じ」ですので、それで結構。
「上がったものは下がり、下がったものは上がる」のですから、
11月に連騰が続いたぶん、どこかで下がるのはわかり切っていますが、
「安心、安全、堅実」と思えるゾーンに達しない限り動かないというのが、
ブログ開設当初からずっとお示してきた「時鳥トレード」の鉄則です。
私のメルマガやブログは、私の相場観や戦略、理論といったものが、
正しいかどうかを検証する「実験劇場」ですので、
事前にお示しした条件に合わない時には微動だにしないのは当然です。
もっとも、昨日「そろそろ」と申し上げた「変化」はこれからであり、
それによって上にも下にも波乱が発生する可能性は大いにありますから、
昨日だけの値動きをみて「年末相場」全体の行方を占うことは控えます。
決定的な材料は今週の金曜日あたりから出て来るはずですし、
また、来週はMSQがらみで「想定外」が出やすい週になりますから、
今週の値動きと株価位置の水準をよく見極めた上で、
次号メルマガ(第85号:12月6日発行)で詳しく分析する予定です。
なにぶんにも、現時点の株価は中途半端ですので、
私としては、よく注意して相場の動きを見ていくしかありません。
ところで。
週が明けた永田町は、自民党の谷垣幹事長による、
「来年、衆参ダブル選挙」についての発言で、空気がカラリと変わりました。
もっとも、この時期に永田町をうろついている議員は非常に少ないですので、
各地にいる議院たち、及び仕事仲間、知人や友人たちと連絡をとり、
衆参ダブル選挙の可能性や見通しについて値踏みをしたのですが、
与党側は気負い、野党側は戦慄した雰囲気でニュースを受け止めています。
メルマガ読者の方はご存じのとおり、
衆参ダブルの話は今年9月にはもう浮上していたものです。
しかし、今回の「解散」への言及が「安倍首相の外遊中」に、
他でもない「谷垣幹事長」によってなされたことに大きな意味があります。
前後関係を含め、情報をよく分析しないことには軽々なことは言えませんが、
いくつもの意味で今回の「解散風」は異例、かつ異常であり、
ちょっとキナ臭い匂いがしてきているように思います。
焦点は「誰が解散風を吹かせているのか」です。
場合によって、来年の政治は、経済同様に大荒れに荒れるかもしれず、
もしそうなったら、全体的な投資戦略の再考をも迫られかねませんので、
次号メルマガで詳しく分析する予定です。
「今日、明日の株価」や、「年末相場の行方」といった次元ではなく、
「アベノミクス・ステージ2」全体の、
大きな「転機」が近づきつつあるのかもしれません。
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