中国の国内事情が深刻との情報があります。

昨日は朝から中国市場が一向に下げ止まらず、

ついにはふたたびの暴落状態となりましたが、

私が「これはまずい」と思ったのは、

朝のうちにツイートした「中国政界に重大事件」の情報です。

前号メルマガ(第70号:8月23日発行)で分析したように、

日経平均も、通常の調整であれば18750円あたりで下げ止まり、

海外要因が落ちつけば再反発したと考えていますが、

万が一にもこれが本当の「政変シナリオ」になった場合は、

(メルマガに書いたように)理論上の下値メドはもっと下になります。

私は、昨日朝の時点では、海外要因が落ちついたなら、

メルマガで書いたポイント(ターゲット)で買うつもりでおりましたが、

ひとたび「政変」なら、日経平均は凄まじい惨事となるのは必至です。

それゆえツイッターで、

・「中国政界に重大事件」

・「買い」はまだ早い

ということをつぶやいて皆様に買わないようにお伝え申し上げるとともに、

これもメルマガの通りに「政権崩壊」を懸念による「売り」(18860円売)。

(メルマガに書いたように、通常の「時鳥トレード」とは異なる手法です)

ここまで壊れると、しばらくの間、まず相場は落ち着きません。

これまでの大暴落局面では、25D乖離率マイナス10%で反発する例が多く、

また、すでに騰落レシオも70を大きく割り込んできたため、

今回も18360円近辺でいったん下げ止まるかとも思いましたが、

ナイトセッションは大きく窓を開けてそれよりはるかに下で始まったため、

利確のポイントをどうすればよいか迷うこととなりました。

…と、ここまでは臨時メルマガ(8月24日発行)に書いたことですが、

臨時メルマガ発行の直後に先物ナイトは18000円を割り込み、

その後、「小康状態」を挟みつつも、一度も反発の兆しがないまま、

一挙に17200円台まで下落してしまいました。

ナイトで1200円超というまさに「想定外」の下げでしたが、

NYダウは一時1000ドルという史上最悪の下げを記録しました。

ただ、私自身は臨時メルマガに書いたように、

「あまり欲張らない」のがポリシーですので、

下げがいったん「小康状態」となった17710円で決済し、

ようやく半日間の胃が痛い思いから「ふう」と解放されましたが、

(1150円幅の利益。年初からの利益は約37%に達しました)

「買い」については、まだ全面的に「様子見」にして、

しばらく、「自律反発」の機運が起きるのを待つことにします。

ここまで相場が荒れてしまえば落ち着くのにしばらくかかりますし、

大陸や半島の情勢が「政変」や「軍事衝突」に発展するのか、

それをきちんと見極める必要があると考えるからです。

昨日は、先週までの株価を支えていた要因がことごとく吹き飛び、

・中国の「政変」リスク

・朝鮮半島の動乱も否定できず

・米国は利上げによる下げ

・欧州はふたたび不安台頭

・安倍政権の政治日程は「死のロード」

・「くじら」の玉切れ?(GPIF資金の上限到達?)

と、西も東も超ド級の暴落要因に見舞われ、

「冷戦後、最もクリティカル」な局面が到来しかけました。

このうち、「半島動乱」については昨夜、南北の合意が成立し、

NYの大暴落をよそに日経ナイトは急上昇をしましたし、

今日あたり中国の「情報」が判明し、安心感が広がれば、

「追い証祭り」から立ち直って本来の水準に戻る可能性はあります。

(日経先物ナイトは最安値から数時間でなんと1000円も上昇しています。

昨夜の臨時メルマガで警告したとおり、「欲張り過ぎ」も危険です)

上にも下にも「あらゆる可能性を排除せず」に様子を見極めることが、

現時点では何よりも肝要かと考えております。

それにしても、凄まじい暴落劇でしたが、

メルマガ読者の皆様は先刻来、重々ご承知のように、

先週までの「日本株独歩高シナリオ」は極めて危うい基盤の上にあり、

こうした崩落局面がいつ来てもおかしくないことを、

2万円超の高値圏にいる間、私は口がすっぱくなるほど書いてきました。

毎回、同じことを書くので、嫌気がさした方もおらえるかもしれませんが、

無理に無理を重ねて吊り上がった株高がいつまでも続くはずがないのは、

古今東西、あらゆる相場が証明している「普遍の真理」です。

覚えておられるように私は、世界の株価がどんどん下がるなかで、

ひとり日経平均だけが2万500円を超えて高値トライを繰り返す、

「日本株独歩高シナリオ」の到来を完全に「予測」してはいましたが、

しかしその一方で、それに乗るようにお勧めしたことは一度もなく、

むしろ、高値掴みがいかに危険かばかり強調していたつもりです。

巷やネットで様々なものをみるにつけ、

「日経平均は3万円へ」とか、

「次に上昇するのはこの低位株」とか、

ほとんど上値余地の残ってない状況でさかんに「買え」「買え」と煽り、

初心者の方々に高値掴みをさせたアナリストや助言業者の方々が、

たしか右にも左にもたくさんいたように記憶しているのですが、

その方々は今、どんな「言い訳」を考えておられるのでしょうか?

また、すでにあれほどの「重大事件」の報が水面下で広がっているのに、

「19000円前半で下げ止まる」

「18900円で買い」

と言い続けた方々は、何をみてそう判断されたのでしょうか?

私にはさっぱりわからない話です。

もっとも、そうした方々にはちょっとかわいそうかな、と思うのは、

「中国政界に重大事件」が、日本のメディアでは全く報道されず、

一部、ネット媒体が「こんな異変がある」と掲載したに過ぎないこと。

(それも夕方になってからでしたね・・・)

この情報に接した機関投資家や耳の早い人々は、

昨日朝の段階で逃げ、「売り」に転じていたようではありますので、

今回は情報のギャップが死命をわけたといってもいいかもしれません。

ともあれ、昨日、あれほど荒れたわけですし、

何より「重大事件」の真偽がまだわからないうちは、

「買う」にせよ「売る」にせよ不用意なことを言うのは避けようと思います。

(※ なお、「中国政界に重大事件」の内容は、
昨日の夜に発行した臨時メルマガをご覧ください。
このメルマガを出した後、なぜだか「メルマガ登録フォーム」が壊れ、
スタッフが寝ないでメンテしたという「おまけ」もありましたが、
誰もが読めるこのブログに書くのはふさわしくないと考えています)

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