政治が主導する「ギャップ」相場の今後。
昨日の日経平均は大幅続落。
2万円を割り込んで引けています。
緊急事態宣言が39の県で解除され、
東京や大阪等の大都市においても、
早期の解除が検討されていますが、
経済活動の再開への「期待」は、
さほどの上昇圧力にはつながらず、
むしろ宣言の一部解除の「事実」が、
売りのきっかけとされてしまいました。
宣言が解除されたからといって、
景気が急回復する見通しもない上に、
今週は政権側の国会運営について、
その内容の是非はともかくとして、
様々な「危うさ」も指摘されています。
こうした中で日経平均の株価位置が、
さらに異様な水準になっているため、
警戒感が広がるのも当然といえます。
もっとも、昨夜は米国市場が、
トランプ政権が打ち出すという、
追加の「経済対策」への「期待」で、
反転して上昇に転じていますので、
日経平均も下げが加速していって、
崩落する恐れは後退したようです。
新型コロナで傷つく各国経済に、
政府・中銀が麻酔を打つようにして、
政治主導の「玉」を投入することで、
一時的に下げを止めるという展開が、
えんえんと繰り返されていますが、
それにより実体経済と株式市場の間に、
「ギャップ」が広がり続けていることは、
冷静にみておく必要がありましょう。
実体経済の方が間違っており、
今後、株価の通りに「修正」されるか、
株式市場の方が間違っており、
経済状況に合わせて「修正」されるか、
どちらかあるいは両方折衷の動きが、
今後、起きてくると思われますが、
いずれにせよ今は政治が主導して、
本来あるべき株価形成のプロセスが、
正常に機能していないのは確かであり、
売るにせよ買うにせよこうしたことを、
冷静に認識しておく必要はあります。
ならばこそ日本を含め各国の政界に、
いろいろと波乱の要因があることも、
大いに気になるところでありますので、
次号メルマガ(第317号:5月17日)で、
政界の様々な動きも詳しく盛り込んで、
今後の展望を詳細に分析する予定です。
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