【4月30日】 日銀決定会合 (朝の情勢分析)
おはようございます。
すっかり「期待」もしぼんでしまい、
日経平均14200円台近辺で迎える日銀決定会合です。
このあたりは私の言う「居心地のいい水準」の真ん中あたりです。
また、昨年の秋からずっと14200円あたりが、
「日本経済の真の姿」であるというのは先日も申し上げました。
ここ数日、非常に狭い値幅で上にも下にも動いてませんので、
日銀決定会合をきっかけに大きく動き出す可能性が高いのですが、
私はこの波に乗ることにかなり警戒しています。
もし、先週まで、追加緩和「期待」が継続し、
「異常値」である14800円近辺にいたならば、
遅かれ早かれ下にいくのは明らかでしたので、
素直に「売り」待ちをしていたでしょう。
4月8日と同じ戦略です。
しかし、今回のように、ずるずると下げた後は、
黒田総裁の発言内容を「材料」として、
ヘッジファンドが思わぬ「買い」をやる可能性もあります。
皆が下に行くと思っているときは、
サプライズで踏み上げをくらわせたほうが儲かるからです。
発言内容などどうでもよいのです。
長い記者会見の中で、わずかに一言触れただけの、
「仮定の話」や「未来の話」などに反応し、
全力でHFT(ハイ・フリークエンシー・トレード)をかませば、
市場はわけもわからずパニックを起こし、
思わぬ上昇になりかねません。
もちろん、そうなったらそうなったで、
目先に上げの要素がほとんどない以上、
上の「異常値」で待ち構えればいいのですが。
いずれにせよ、
サプライズ追加緩和の可能性もゼロではありませんし、
記者会見中のナイアガラみたいなパターンもあり得ます。
今のように、株価位置が全くの正常値にあるときは、
上にも下にも大きく動く可能性があるので、
私の手法ではなかなかポジションがとりづらいということは、
ご理解いただけると思います。
やるのであれば、やはり臨機応変に。
さて。どうなるか。
いずれにせよ、ここを抜けたら、
5月2日の雇用統計を経て、
本格的な連休です。
下の「異常値」までかなり下落余地があるというのに、
ウクライナ情勢でふたたび「煽り」が入っています。
また、外遊先で気の緩んだ「要人」が
無責任な「リップサービス」をやって、
想定外の短期的急騰がある可能性もあります。
何があるかわからないからこそ、
買いの方も、売りの方も、
中途半端なポジションを持ったまま、
連休へ突入することには、
慎重になっていただきたいと思います。
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