衆院選の公示まで1週間を切りました。

ということは、選挙戦の大枠はほぼできあがったということです。

ポスターやビラ、公約集に印刷をかけるには、今日あたりが原稿の締め切りです。

また、この段階から新たな候補者を擁立することは大変に困難。

各政党の選挙実務も、政策や広報関係はだんだん終了し、

遊説日程や各種の名簿集約などの現場作業に移っています。

選挙の「プロ」は、公示日には「バラシ(撤収)」の段取りを考えるものですが、

よほどの激戦区を除いて、8割、9割は勝敗が決したといっていいでしょう。

結局のところ、与党勝利は動きません。

ただし、「火事は最初の1分。選挙は最後の1分」といいます。

「楽勝」と見た陣営に緩みが出て、致命的な失敗をしたら最後、

一挙に全国に波及することがままあります。

何よりも注意すべきは、安倍総理本人です。

選挙対策でマスコミ露出を増やしていますが、やや発言が雑なのが気がかりです。

内外の専門家が日本経済の「景気後退(リセッション)」を報じ始めた今、

感情にまかせた不用意な発言をすれば、市場のしっぺ返しをくらいかねません。

「選挙は水物」ですので、いついかなる場合も「安心、安全、堅実」はありません。

目先の日本市場は非常に底堅い動きをしており、

「総選挙のアノマリー」だけでなく政府PKOもフル出動で買い支えが入っていますが、

すでに危険なまでの高値圏に達していますので、一応、リスクもあります。

「年内20000円は確実」「来年は23000円突破」という見出しが踊っていますが、

「不況下の株高」というのはまずあり得ないコンセプトだということをお忘れなく。

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