週末のメルマガ(第30号:11月16日発行)や、今朝のブログで指摘したとおり、

日経平均は朝から急落しております。

そろそろ調整がないとおかしい株価位置まで来ていますので、

総理の口から解散が発表され、与党の公約が出揃うまでは、当然、売りが入る地合です。

ただ、きっかけと内容が悪過ぎます。

GDPマイナス1.6%というのは、どのエコノミストが考えていた数値より悪いですし、

私たちがこれまで「次の政策」の根拠にしてきた前提を大幅に下回っています。

(ある意味では、国民みんなして「大本営発表」に騙されていたわけです)

もっとも、私が申し上げたとおり、前場の下げは17000円手前で反発しており、

次に来る「政権側の反撃」に期待する向きも根強くあります。

実際、政権側には強烈な反撃策があります。

増税を凍結した上で、アベノミクスの「本命中の本命」である「構造改革」をやれば、

これくらいの減少分など簡単に吹き飛ばすことができます。

また、解散せず、臨時国会を延長して、減税(5%に戻す)を主張する有力者もいます。

これができれば、日経平均株価は18000円、20000円を目指すでしょう。

ただし、私は「GDPマイナス1.6%」という衝撃的な数値が、

「アベノミクス失敗」という評価につながり、

安倍政権退陣まで含む、政権の指導力後退シナリオにつながる可能性も考えています。

確かに、ここで解散せずに減税すれば景気も株価も急騰しますが、

これだけ解散風を吹かせておいて、基本政策をひっくり返せば政権の信認問題となり、

与党内から「安倍降ろし」が起こりかねません。

今日のGDP速報値を受けて、明日、明後日と総理がどう出るかによりますが、

相場の下支えになってきた「それでもアベノミクスは効いている」という前提に、

黄信号がともったのは事実です。

解散のあるなし、与党勝利の見通し、公約の内容如何によって相場は大幅に変わりますが、

「アベノミクス失敗。大崩落」という「最悪のシナリオ」が出現したことも否定できません。

「時鳥トレード」は、大きく仕掛けるビッグチャンスが近づいているように思いますが、

いずれにせよ、今週がヤマ場であることは間違いありません。

また、続報をお送りします。

★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ

※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第28号:11月2日発行、第29号:11月9日発行、第30号:11月30日発行)が届きます。

【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下の3か所にクリックをお願いします↓↓↓】


にほんブログ村 株ブログへ
FC2Blog Ranking

スポンサードリンク

※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

あわせて読みたい関連記事