久々の「好サプライズ」と今後の注意点。
昨日の日経平均は大幅に続伸。
ミシガン大学の消費者信頼感指数の、
長期期待インフレ率が低下するという、
ちょっと明るいニュースも入っており、
昨夜の米国市場は大きく上昇しています。
ロシアの国営ガス会社が欧州向けに、
ガス輸出を再開するといった情報もあり、
久々に良いサプライズが出現して、
株式市場を押し上げているところです。
日経平均の株価位置については、
前号メルマガ（第430号：7月17日）で、
意識される目安を書いていますが、
物価の見通し等に関するサプライズで、
今日あたりはそれを超えていきそうで、
戻りを試す展開となりそうです。
もっとも、こうしたサプライズが、
いつまで好影響を続けるのかは、
慎重に見る必要がありそうです。
物価がどうなっていくのかは、
実際の指標を見る必要がありますし、
物価上昇が緩やかになっても、
低下していくわけではなく、
各国当局による「引き締め」は、
まだ始まったばかりの段階です。
長期金利がどう動くのかなど、
重要な要素はいまだ不明であり、
ひとつふたつ悪材料が出れば、
また情勢が急変してしまいます。
大きなマクロ動向を勘案した上で、
売買戦略を立てる必要があるため、
次号メルマガ（第431号：7月24日）でも、
世界の景気動向などを踏まえた上で、
今後の注意点などを分析する予定です。
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