昨日の日経平均は小幅に反発。

前場で下げ、後場で切り返しつつ、

あまり方向感なくさまよいましたが、

やはり夏枯れ商状の「閑散相場」です。

新たな悪材料がないのは良いものの、

特段に買いたくなる材料もありません。

先週、するりと上昇しはしましたが、

2万3千円ラインには到達せずに、

また「横這い」の状況に陥っています。

もっとも、悪い材料の可能性として、

新型コロナの感染状況がどうなるか、

多くの人が気にかけているところです。

東京の感染「確認」数の発表値は、

月曜日は低く出る傾向はあるために、

昨日は無風状態で過ぎていますが、

前号メルマガ(第326号:7月19日)で書いた、

一部の専門家の懸念が事実であるようならば、

急速に状況が変化する恐れもあるために、

能天気に油断してよい状況ではありません。

日本政府は「経済重視」を死守しつつも、

政策的に混乱を招きながら後退を重ねて、

支持率に悪影響が出ているところですが、

方針の大転換を余儀なくされるようなら、

株価への打撃も大きいとみられるだけに、

今後の動向には要注意であるといえます。

いずれにせよ、起きていることの本質を、

曇りのない目でよく捉えていきつつ、

事態の推移を見極めていきたい局面です。

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