感染状況、政治状況、国際情勢の注意点と今後の相場展望。
先週の日経平均は乱高下の末に、
いったん「下げ止まり」となって、
2万8千円台を回復しています。
「インフレ」は懸念されるものの、
米国の長期金利の上昇は一服して、
金融政策に対する一定の安心感が、
株式市場に共有されています。
また、中東で停戦合意が成立し、
いったん戦火が収まったことも、
株価を支援する材料といえます。
日本の国会も停滞することなく、
菅政権は五輪を強行する構えで、
「延命」を図っている様子なども、
前号メルマガ（第370号：5月23日）で、
その背景事情とともに書きましたが、
大暴落をもたらしたショック要因が、
いったん下火になっていることで、
多少の安心感が広がったといえます。
もっとも、問題が全て解決されて、
青天井の上昇をもたらすような、
好条件、好環境になったのではなく、
いくつもの懸念事項は残り続け、
燻り続けていることも確かです。
6月にも極めて要注意の日程が、
いくつも目白押しになっており、
感染状況、政治状況、国際情勢が、
どう転んでいくかによっては、
大きな動きとなる可能性があります。
引き続き注意力を高めていきつつ、
情報収集・分析に努めたいところです。
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