昨日、日中の日経平均は「にらみ合い」の様相で、

小さな値幅の中で、売り方、買い方ともに手がかりとタイミングを探り合いました。

しかし、夜には為替に動きが出て、ついにドル円が106円を突破。

日経平均のナイトセッションでも15800円を伺う動きとなりましたので、

本日はこれを手がかりにして、メジャーSQの「祭り」が始まるかもしれません。

昨年までは「SQ中日(水曜日)は荒れる」というのは常識でしたが、

ここ数か月、火曜日から仕掛けを観測することが続いています。

水曜に仕掛け、木曜に大きなトレンドを作り、金曜日のオプションを狙う戦略から、

火曜に仕掛け、水曜、木曜と大きく動かし、より想定外のオプション価格を狙う方向に、

だんだんとシフトしつつあります。

(このように、相場の特徴や習性は常に変化していきますので、

日経平均の秘密エントリー・ポイント」も全勝キープを目指し、常に進化させています)

本日は、寄り付きから高く始まることが予想されますが、

朝方から彼らが仕掛けてくれば、びっくりするほど動くかもしれません。

昨日、私は以下のように書きました。

「こんなはずではなかった」と嘆いたところで、SQに「こんなはず」は一切あり得ず、

「まさかここまで行くとは」と悔やんだところで、SQはその「まさか」を狙って動きます。

しかし、「そういうもんだ」と悟ってしまえば、

SQ週にも「安心、安全、堅実」なエントリー・チャンスがいくつか出現します。

本日は、ふたたび「強固なカベ」付近の戦いから始まるはずですが、

ヘッジファンドが上に仕掛けてきたならば、カベをあっさり上抜けるでしょう。

前号のメルマガ(20号:9月7日発行)では、

「高値波乱」に備えて、売りの待ち伏せポイントをやや高めに設定しており、

先週までと同じ戦略(15800円売り待ち)が使えるわけではないのでご注意を。

「安心、安全、堅実」なゾーンを上にスライドしていますので、

初心者の方や、日中にほとんど相場が見れないという方は、

たとえ「儲け損ない」になっても、じっくり待ったほうが安全です。

しかし、ここまで上昇してきたら、ヘッジファンドにとって今度は、

「叩き落とす」というメリットも生じてきているのも忘れてはいけません。

なんといってもSQ週は、材料もチャートもファンダメンタルも、

ほとんど無視して、オプションをめぐる駆け引きだけで動きます。

じわりと「空売り比率」も上昇していますから、

山の天気がにわかに変わるように、突然の売り攻勢が始まるかもしれません。

十分に上昇した後で、「上値が重い」と感じて、前号のメルマガに書いたサインを捉えたら、

果敢に売りに入るという戦略もありです。

あくまで「十分に上昇した後」という条件ですが、SQがらみの思惑が終われば、

金曜日からはしばらく「祭りの後片付け」で市場は元に戻る動きをするでしょうから、

高値掴みで逃げ遅れ、かつ、踏み上げを食らったとしても、救済される望みがあります。

もっとも、「時鳥トレード」の基本は絶対に「含み損」を抱えないことです。

メルマガに書いたとおりに「ストンと落ちる」サインをとらえてエントリーすれば、

50円や100円幅の「含み益」はすぐに抱えることができますが、

「ストンと落ち」た後の下げ幅が浅かった場合は、

その後、何回か上値を試しに来ることがあります。

そう感じた際には躊躇せずに逃げることです。

(その前に利確もあまり欲張りすぎないことです。腹八分目どころか五分でもいいくらい)

ご存じのように、私は基本的に5円下まで迫られたら逃げて「ノーゲーム」としますが、

たとえ、5円や10円損をしたとしても、

次の50円落ち、100円落ちのチャンスを掴んだほうが利口なので、

とにかく早め、早めに撤退して「負けない」ことにこだわっています。

相場が大きく動いて、乱戦模様になれば、

ついつい1回のトレードで300円でも500円でもとれそうな気になりますが、

欲張って元も子も失うよりも、こまめに堅実に勝利を重ねたほうが、

結果として勝ち分は大きくなると考えているからです。

(私は、このMSQに、あと100円か200円もとれたら満足です)

さて。いよいよ相場に動きが出てきそうです。

いったい、どんなふうに彼らは仕掛けてくるのでしょうか。

ここから数日は、スマートフォンやパソコンから目が離せませんね。

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