世界経済にもうひとつの不安要素。
昨日の日経平均は続落。
米国市場の大幅下落を受けて、
一時500円超も下げましたが、
「売られ過ぎ」とみたのか、
買い戻しも入ったために、
下げ渋る展開となりました。
昨年来の物価高に加えて、
戦争による衝撃が増大し、
さらに中国も不安であるなど、
外的環境が悪化し続けており、
日経平均も「底」を模索して、
安値を試す展開となっています。
岸田総理が英国でぶち上げた、
「アベノミクス回帰」といえる、
一連の景気・株価対策などが、
具体的で実効的であるならば、
下落の流れに対抗することも、
ある程度は期待できましょうが、
前号メルマガ（第420号：5月8日）で、
懸念点を指摘しているように、
日程的にも内容的にも不透明です。
入国制限の緩和は中途半端であり、
株高政策については沈黙が続いて、
株価下落を押し返すインパクトは、
現時点でみられないところです。
そんななかで不安も増大しています。
米国はじめ当局の金融政策と、
ウクライナにおける戦争が、
世界経済の2大不安といえますが、
中国で進行していることがらも、
無視できなくなってきています。
次号メルマガ（第421号：5月22日）は、
中国の「ゼロコロナ政策」の失敗が、
次に何をもたらし得るかも踏まえて、
今後の株価展望を分析する予定です。
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