「中国AIショック」からの地殻変動。
昨日の日経平均は下落。
「稼ぐ力」が目減りしたため、
株価位置の方は相対的に、
少しだけ上昇していますが、
株価は「上値メド」の付近で、
跳ね返された格好であります。
市場参加者の心理が変化していき、
このラインを越えて上昇できるかが、
注目される局面であるということを、
前号メルマガ(第562号:1月26日)で、
分析しているところではありますが、
昨夜は不意に大きな衝撃が、
世界市場を襲ってしまいました。
「中国AIショック」です。
中国のDeep Seekの俄かな台頭で、
エヌビディアなどが急落してしまい、
半導体に未来をかけている企業にも、
暗雲が立ち込めてしまいました。
日経平均への影響も大きそうで、
上昇の勢いがどれだけ削がれるか、
予断を許さないところであります。
トランプ政権の反応も要注意です。
米国テック企業が惨敗を喫して、
凋落していくというシナリオを、
この政権が容認するのかどうか。
中国のハイテク産業が台頭して、
世界を席巻していくという未来を、
米国が潰しにかかるのだとすれば、
かなり強烈な手段も想定されます。
単なる市場の動きのみならず、
国際関係の基底部分に至るまで、
大きな地殻変動になる恐れも、
否定できないところですので、
次号メルマガ(第563号:2月2日)で、
今後のシナリオを分析する予定です。
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