中東情勢の緊迫と市場の警戒。
昨日の日経平均は大幅に続伸。
イスラエル軍の地上作戦を前に、
なるべく穏健な方法をとるように、
主要国から説得する動きが広がり、
やや安心する空気となっています。
最悪の場合には何が起きるのかを、
前号メルマガ（第495号：10月15日）で、
詳しく分析しているところですが、
米露中及びイランもアラブ諸国も、
そのような事態を回避するように、
全力で働きかけをしていることは、
市場にとっては安心材料であります。
もっともそうした外部の説得に、
どこまでイスラエルが耳を貸すか、
一連の動きを見ている限りにおいて、
かなり心許ないところがあります。
米国の長期金利も高止まりになり、
決して楽観的な空気は見られず、
警戒する心理は残り続けており、
事態が悪い方に推移するならば、
市場が大きく荒れるという展開も、
覚悟しておくべきかもしれません。
いずれにせよ情勢は流動的です。
中東情勢を含む諸情勢について、
引き続き注意を払っていきつつ、
適宜適切に対応したい局面です。
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