「危機モード」から「正常化」への変化は何をもたらすか。
昨日の日経平均も続伸。
株価位置もさらが上がって、
過熱の度を強めています。
ひとまず米欧の状況が落ち着き、
そこに日銀の努力と政府の「玉」が、
市場参加者を買いを促した構図を、
前号メルマガ(第469号:4月16日)で、
詳しく分析しているところですが、
基本的にその構図に変化はなく、
日経平均は過熱感を帯びつつも、
続伸をしている状況であります。
もっとも。
世界経済への不安が後退して、
相場環境が落ち着くならば、
米欧及び日本の中央銀行は、
「危機モード」を解除して、
「正常化」を模索することを、
迫られる可能性が高くなります。
金融セクターの脆弱性による、
危機の火種は燻っていますが、
「インフレ退治」を完遂して、
経済政策を「正常化」するのも、
優先度の高い政策課題です。
つまり過熱を導いた相場環境は、
いずれ変化する可能性が高く、
その時に株価がどう変化するか、
考えておく必要もありましょう。
ここからはこうした要素も、
それぞれに念頭に置きつつ、
「心理戦」が展開されます。
潮目が変化していく兆しを、
いかに正確に捉えるかが、
成否を分ける点でありますので、
そのつもりで注意したい局面です。
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