「3月相場」からどんな転機に向かうのか。
昨日の日経平均は小幅に反落。
米国の金融政策への警戒などで、
朝方は少し下げていましたが、
大きく売り崩す動きにはならず、
むしろ切り返しを演じました。
日銀の「植田総裁」の答弁は、
参議院においても安定しており、
市場に安心感を広げた結果、
下落の幅を小さくとどめました。
「植田総裁」の答弁ぶりについて、
前号メルマガ(第462号:2月26日)で、
詳しく分析しているところですが、
当面は現状維持とする方針が、
その理由とともに理解されており、
市場に安定をもたらしています。
懸念された国会同意人事が、
ほぼ無風で終わりそうなのは、
喜ばしいことだといえましょう。
もっとも。
ここから先の就任前後の日程で、
またヤマ場がありそうなのは、
前号メルマガで述べた通りです。
さらには当面は現状維持でも、
遠からぬ将来には金融政策を、
「引き締め」に転じることが、
「植田総裁」の使命でもあり、
混乱なくこれをやれるのかは、
まだまだ未知数であります。
市場参加者がこうしたことを、
念頭に置いた仕掛けを考えて、
動き始めるというタイミングが、
いずれ来ると思われますので、
そうした観点からの神経戦も、
注意を要するようになります。
明日から「3月相場」ですが、
いよいよ大きな転機に向かって、
日本経済も動き出しますので、
そのつもりで注意が必要です。
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