市場は「次」に何を警戒するのか。
昨日の日経平均は反落。
オミクロン株の不安が後退して、
ショック的な下落局面から一転、
戻り局面になっていましたが、
反発の値幅が大きかったために、
心理的な節目となる「大台」を前に、
戻り待ちの売りに押されました。
オミクロン株それ自体の脅威は、
当初、警戒されていたものより、
かなり低いであろうとの認識で、
市場もやや安堵していますが、
それでも感染速度の速さなど、
それなりに注意すべき点はあり、
規制を強いられる国はあります。
また、オミクロン株を乗り越え、
景気回復が見込めるのであれば、
今度は別の要因が市場を揺さぶり、
株価を乱高下させかねないために、
警戒が広がりつつあるところです。
金利、為替、原油価格といった、
重要な指標が気になるわけで、
物価上昇率がどうなるのか、
金融政策がどうなるのか等、
市場全体を直撃するであろう、
超がつく重要な要素の行方を、
全世界が警戒するところです。
中国での恒大集団の破綻等が、
どこまで制御可能かという点も、
一応、気がかりになりますし、
日本国内でも来年に向けて、
政治・政策の見通しなどが、
そろそろ予兆がみえてきますので、
次号メルマガ(第399号:12月19日)で、
それらを詳しく点検・分析する予定です。
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