「ロシアの侵攻」と「日本の長期金利」と株式市場の展望。
先週は「戻り局面」が継続して、
「半値戻し」を達成しました。
相場環境が明確に好転するような、
特段の事象はありませんでしたが、
新たな悪材料も破裂しておらず、
第3国による「仲介」の努力や、
米国の長期金利の上昇の一服、
新型コロナの収束期待などが、
一応の好材料としてカウントされ、
買い戻しを支援した結果として、
するすると上昇をしたものです。
しかし、「半値戻し」の後は、
すかさず売られる展開ともなり、
買いの勢いは続いていません。
ウクライナ情勢が緊迫を増し、
警戒感が高まっている上に、
日本の長期金利も上昇をして、
日銀が重い腰を上げるなど、
大きな材料が燻っているのは、
前号メルマガ(第408号:2月13日)で、
詳しく分析しているところであります。
「仲介」は成功したとはいえず、
ロシアによる侵攻があるかないか、
近日中に一気に局面が動く展開も、
大いにあり得るところであります。
また、長期金利が上昇しているのを、
日銀が阻止できなくなった時には、
いったい何が起きるのかという点は、
投資家として考えておきたいところ。
歴史を大いに変えてしまいかねない、
大きな事態が進行中でありますので、
引き続き情勢の推移には気を配り、
適宜適切な対処ができるように、
入念な備えが必要な局面といえます。
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