日経平均の「株価位置」からみた今後のシナリオ。
昨日の日経平均は大幅下落。
米国の「引き締め」加速への警戒や、
長期金利の上昇といった材料により、
米国株が大暴落したことを受けて、
日経平均も大きく下落しています。
日経平均はある株価位置を境に、
好悪の材料に反応するようにして、
上下に動いているという様子を、
前号メルマガ(第418号:4月24日)で、
詳しく分析しているところですが、
米国発の不安という悪材料を受けて、
また「弱気」に傾いたわけです。
もっとも昨夜は米国の株式市場も、
長期金利の上昇が一服するなどで、
下落がいったん止まっていますので、
本日以降の日経平均にとっても、
それなりの安心材料になりますが、
株価位置はまだ中途半端であり、
ここからまた悪材料が飛び出せば、
下げ余地はまだまだあることは、
肝に銘じておきたいところです。
日本政府が準備する経済対策は、
市場参加者が期待する規模には、
やはり届かないものになりそうで、
この程度の「玉」にとどまるなら、
経済効果はともかく株高効果も、
おのずと限界があろうことは、
前号メルマガで指摘しています。
外部環境が悪化していくなかで、
国内からの株高圧力の創出にも、
あまり期待できないとなったら、
なかなか厳しいことになりかねず、
GW連休を挟んでの相場には、
いずれにせよ注意が必要です。
ウクライナにおける戦況も含め、
時々刻々に相場環境は動いており、
かなりドラマチックな展開も、
予想されるところでありますので、
引き続き要注意、要警戒です。
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