政府の「玉」と当局の「口先介入」の効果と限界。
昨日の日経平均は大幅続落。
後場には下げ渋りましたが、
一時は500円級の下げを演じて、
株式市場が弱気の度を強めました。
米国の長期金利がさらに上昇し、
金融当局による「引き締め」が、
さらに加速する懸念がある上に、
露軍がなりふり構わぬ大攻勢で、
何をやってくるかわからない点が、
大きな警戒要素になっています。
急激な「引き締め」への警戒と、
ウクライナの戦況の危険さを、
次号メルマガ(第417号:4月17日)で、
かなり詳しく論じていますが、
事態の推移は良好とはいえず、
警戒感が高まっているところです。
世界的に物価高が続くという局面で、
急激な「円安」が進行するという、
強い逆風が吹き始めた日本経済ですが、
財務大臣による懸念表明に加えて、
日銀の黒田総裁もようやくに、
「円安」のデメリットに言及し、
口先で介入してみせてはいます。
岸田政権は緊急総合対策などの、
「玉」を準備中とされていますが、
おのずと限界はあるところであり、
それらの効果を無効化するほど、
外部要因が悪化していくことも、
大いに警戒されていますので、
いずれにせよ内外の情勢推移には、
引き続き注意する必要があります。
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