米欧の決意と日本の「口先介入」。
先週の日経平均は下落の後、
下げ止まりから買い戻しに転じ、
2万8千円の大台を回復しました。
リバウンドが始まった株価位置を、
前号メルマガ(第438号:9月11日)で、
点検しているところでありますが、
ほとんどぴたり予測通りであり、
市場のコンセンサスと市場機能が、
有効に存在しているのは確かです。
では、どこまで買い戻しがなされ、
どのあたりまで上値がとれるかが、
今後の焦点となるわけでありますが、
今回のリバウンド局面の背景として、
相場環境の顕著な好転などが、
特になかったことを考えると、
自ずと限界はあるものとみられます。
「物価上昇」を抑制するために、
「景気後退」も辞さない決意という、
米欧当局の金融政策の方針転換により、
猛烈な「円安」の圧力が生じており、
政府・日銀の「口先介入」だけでは、
反転が困難と思われることなども、
日経平均に影を落としています。
前号メルマガで詳しく点検しましたが、
ウクライナでの戦況が急変して、
状況が不安定になっていることなど、
いくつも注意すべき点はあるため、
いずれにせよ気を引き締めて、
9月相場を乗り越えたいところです。
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