「停戦協議」と「追加制裁」と相場の展望。
先週末の日経平均は大幅上昇。
「ウクライナ戦争」が早期に終わり、
米欧の「制裁」も甘いままという、
市場にとっては楽観的な見通しで、
露軍の「進攻」直後のパニックが、
早々に鎮静化した結果として、
買い戻しが誘発されました。
しかし、その後、情勢は大きく変化し、
市場に大きな影響があるとみられる、
新たな材料が出てきていることは、
前号メルマガ(第210号:2月27日)で、
詳しく点検しているところです。
緒戦こそ無抵抗だったものの、
首都をはじめとした防衛戦では、
ウクライナ軍は善戦しており、
「侵攻」から5日目となりますが、
首都キエフもまだ落ちていません。
ゼレンスキー政権が存続したまま、
停戦協議が開始されることとなり、
おそらくはプーチン氏の意図とは、
違う形で決着をしていきそうです。
なんであれ停戦が発効をして、
「ウクライナ戦争」が終われば、
大きな安心材料にはなります。
一方、米欧側の「制裁」は、
プーチン氏らへの「個人制裁」や、
禁じ手とされる「SWIFT排除」も、
追加される方向になっており、
これらもロシア側の継戦意図を、
挫く効果があるとみられます。
「SWIFT排除」については、
どの程度まで実施されるのか、
いまだ流動的であるようですが、
標的となるロシア経済だけでなく、
欧州、そして世界の経済にも、
巨大な副作用があり得るという、
「諸刃の剣」にもなるために、
市場への影響は要注意であります。
その他、前号メルマガのなかで、
物価、金利、為替への影響なども、
あわせて分析していますが、
戦争が早期に終結したとしても、
市場を動揺させ得る要因は、
まだまだたくさんあるために、
今後も激動が続きそうです。
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