「朗報」の可能性と市場のシナリオ。
昨日の日経平均は反落。
やはり前日の反発の勢いは弱く、
早々に戻り売りに押される形で、
再び「底」を目指す動きになり、
2万8千円を割り込んでいます。
オミクロン株の感染状況などを、
見極めたいとする動きですが、
いくつか「朗報」がありました。
ファイザー社はオミクロン株にも、
同社のワクチンが有効であろうと、
期待を持たせる発言をしています。
有効なワクチンや治療薬が存在し、
供給の目途が立っているのならば、
新株の感染力が強いとしても、
さほど心配はいらなくなります。
このオミクロン株については、
感染力はかなり強いものの、
毒性についてはよくわからず、
そのあたりが判明してくれば、
相場にも影響してきそうです。
また、米国のバイデン政権側が、
「つなぎ予算」の成立について、
希望的な観測をしていることが、
市場の上昇要因ともなっています。
政府機関閉鎖やデフォルトなどは、
可能性は低いとみられるものの、
あり得ないともいえないために、
市場の重石にはなり得るところ、
その不安が払拭されるのならば、
株価にも好影響を及ぼします。
無論、オミクロン株についても、
米国の政治状況についても、
現在進行形の事柄でもあって、
不明確な部分も多いために、
好悪それぞれの状況を想定し、
シナリオを考える必要があるため、
次号メルマガ(第398号:12月5日)で、
新たな材料を整理して分析します。
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