地政学リスクの今後とバブル相場の行方。
（午前1時の更新です）
昨日の日経平均は反落。
朝方は先週の流れを引き継いで、
再び3万円突破が狙える位置で、
比較的、高く始まりましたが、
薄商いで盛り上がらないなか、
様子を見る空気が支配的となり、
後場にかけて大きく下げました。
政治主導の株高政策に対して、
一定の期待が維持されるものの、
期待が本当に実現するかどうか、
不透明な部分が大きいことは、
前号メルマガ（第364号：4月11日）で、
詳しく点検してみたところです。
コロナ禍からの脱することで、
景気の回復が見込まれますが、
それゆえにこそ経済政策も、
大きく転換していくわけで、
これがもたらす政治的な軋轢は、
かなり大きくなりかねません。
東京五輪だけでなく北京五輪も、
開催の在り方が問われており、
場合によっては深刻な衝突が、
誘発される恐れすらあることも、
前号メルマガで述べた通りです。
「米中対決」の地政学リスクに、
世界が不安になっていますが、
中東ではイランへのテロ攻撃に、
イスラエルに対する復讐の予告と、
楽観視できない事件も発生して、
世界をまた不安定化させています。
こうして燻る幾多の不安の火種を、
超えるだけの「バブルの燃料」が、
今後も供給され続けるのかどうか、
全ての投資家はいったん手をとめ、
考えてみるべき時期にあるのは、
どうも間違いないと思われます。
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