選挙戦と臨時国会と日経平均株価。
（午前0時半の更新です）
昨日の日経平均は少し反発。
といっても「薄商い」が続いており、
ほとんど動きがないというなかで、
「様子見」の姿勢が支配的です。
米国の追加緩和がどうなるのか、
政治指導者の発言が交錯しており、
最後まで見極めが必要ですし、
大統領選挙の「最後のヤマ場」の、
両候補の討論会を見届けた上で、
今後の方向性を見極めたいという、
もっともな心理も広がっています。
各種世論調査の結果を見る限り、
支持率の差はさらに広がっており、
選挙結果がほぼ固まりつつあると、
両政党とも考えているようですが、
両候補の健康状態なども含めて、
最後の瞬間まで何があるのかは、
誰にも断言できないのは確かです。
また、大統領選の結果だけでなく、
上院選がどうなるかについても、
市場は大きく左右されそうですが、
こちらは最後まで伯仲しています。
巨大な期待が存在していますが、
大きな波乱要因も燻り続けており、
合理的な株価形成から大きく乖離し、
上にも下にも大きく動き得るという、
奇妙な相場環境にあるということを、
前号メルマガ（第339号：10月18日）で、
その背景とともに指摘しるところです。
また、来週には臨時国会が始まり、
いよいよ菅総理がオモテに出て、
野党の追及を受けることになります。
就任してまだ一か月あまりであり、
ほとんど露出を控えている状況で、
メディアとの「蜜月期間」が終わり、
「ご祝儀」が剥落し始めていますが、
政権運営が安定するかどうかは、
日経平均にも直結する材料ですので、
次号メルマガ（第340号：10月25日）で、
臨時国会で注意すべきポイントも、
盛り込んだ上で分析する予定です。
いずれにせよ、「様子見」が続き、
株価が一定期間、膠着した後は、
上か下かに大きく動くというのが、
多くの場合の通例といえますので、
状況が変わるその瞬間に備えて、
よく準備をしておきたいところです。
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