「様子見」の先の相場シナリオ。
昨日の日経平均は小幅に続伸。
もっとも、売買代金は膨らまず、
終日にわたり方向感のないまま、
小さな値幅で上下した一日でした。
米国の選挙結果がどうなるか、
市場にとっても極めて重要ですが、
大統領選の結果はともかく、
上院選も非常に重要であるのに、
最後までどうなるかわからずに、
市場に様子見を強いています。
また、米国の追加の経済対策が、
大統領選までに出るかどうか、
楽観論と悲観論が交互に出て、
市場の方も考えあぐねています。
最新情報では経済対策をめぐり、
政府と議会の協議は不調に終わり、
選挙後になる恐れが濃いとされて、
米国市場を少し下げています。
一方、英国とEUとの交渉の方は、
英国独自に定めた「期限」以後も、
協議が続行する可能性が浮上し、
一定の安心材料となっています。
これといった悪材料が破裂せず、
市場の期待も持続しているために、
株価は高値を維持していますが、
選挙や交渉といった人的な理由で、
今後どちらに転ぶか不透明という、
読みづらい相場が続いており、
市場参加者も考えあぐねますが、
それゆえに何がどうなれば、
市場にどう影響があるのかを、
先に先にと考えておくべきです。
欧米だけでなく日本の政界を含め、
今後、大きく動くのは必至ですので、
次号メルマガ(第339号:10月18日)で、
最新情報を踏まえたシナリオをもとに、
今後の相場の展望を分析する予定です。
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