「好材料」と「波乱の種」。「上昇余地」と「下落幅」。
サプライズ気味の好材料もあって、
崩落から持ち直した先週でしたが、
そのひとつである米国の「玉」は、
結局、大統領令で発動されます。
雇用も幾分、回復してきたために、
米国株はまた大きく上昇しており、
三連休が明ける今日の日経平均も、
これに連れ高して上昇しそうです。
新型コロナの国内感染状況によって、
「魔の8月」が発生するという恐怖が、
先月末時点で囁かれていましたが、
感染「確認」数は増え続けるものの、
日本政府が最重要視する数値の方に、
まだ憂慮すべき兆候がないことを、
前号メルマガ（329号：8月9日）で、
詳しく分析しているところですが、
このままの状況が今後も続くなら、
自治体の長や野党が猛反発しても、
政府は経済を回すことを最優先に、
8月中は引っ張れる可能性があります。
これもサプライズ気味の好材料ですが、
日経平均を崩落から防ぐ要因として、
しばらくはカウントされそうです。
ただし。
前号メルマガでも指摘している通り、
米中新冷戦などその他の要因の中に、
あまりにも不透明なものが多いため、
どの瞬間に波乱の種が破裂するかを、
常に警戒せざるを得ない8月です。
いくつか好材料が続くとして、
ここからあり得る上昇余地が、
どの程度、残っているかという点と、
不幸にも「8月の波乱」が破裂して、
急落した場合に下落幅という点の、
2つだけは常に念頭に置きつつ、
市場を見る必要がありそうです。
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