「魔の8月」か。政府の「玉」か。
昨日の日経平均も続落。
追加緩和や追加経済対策等への期待で、
前夜に米国株が高くなっていたために、
朝方から100円ほど上昇しましたが、
そこから買い上がる動きもみられず、
東京の新規感染数をきっかけにして、
マイナス圏まで一気に沈んでいます。
夏枯れの「閑散相場」が続くなか、
各国当局の「玉」が効いていますが、
新型コロナや米中新冷戦という材料に、
市場参加者は警戒をし続けています。
新型コロナはまだまだ安心できず、
世界的な「重石」となっていますし、
東京をはじめ全国での感染拡大を受け、
日本政府がいつまで強気でいられるか、
疑問に思う人も増えているようです。
永田町では「魔の8月」といった、
ちょっと物騒な言い方も聞かれますが、
「東京型」がどんなウイルスなのかを、
よく見極めていく必要はありましょう。
また、米中の外交・軍事上の軋轢も、
「パフォーマンス」と言える段階から、
いつ次の次元に変化するかわからず、
いずれにせよ注意が必要といえます。
米中新冷戦については西側各国が、
それぞれのメディアを動員する形で、
中国共産党のイメージを低下させる、
事実上のキャンペーンを強化しており、
米国を中心に世論各層の意識の中にも、
無視できない変化が起きつつあることを、
前号メルマガ(第327号:7月26日)で、
詳しく分析しているところでもあります。
相互に領事館を閉鎖し合うという段階から、
さらに「次の一手」へと移行するのかは、
米中両国の国内事情にも左右されますが、
どちらの政権も「弱腰」という印象を、
持たれたくない時期だとみられており、
どちらかが過激で奇矯な戦略を採れば、
「魔の8月」の恐れも否定はできません。
無論、そうした悪いシナリオになっても、
株価への悪影響を最小限にするように、
各国とも「玉」(経済政策)の創出に、
余念なく模索をし続けていますが、
「玉」を十分に出し続けるための、
国内的な余力といったものもまた、
注目されるポイントになりますので、
こうしたことを含めて勘案しつつ、
情勢の推移を見極めたい局面です。
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