「リバウンド」が誘発された後の注意点。
昨日の日経平均は大幅続伸。
一気に18000円台を回復しました。
ようやく米国政府の「玉」が、
期待できそうという観測に加え、
日銀の壮絶な「防衛出動」もあり、
売り方がいったん利確に走って、
大きなリバウンドをしたようです。
昨夜のNYダウも同様に反発をし、
史上最大の上昇を記録しています。
大暴落の後にはわりと大きな値幅で、
リバウンドするのはよくありますが、
日経平均は最高値から8000円も下落後、
ようやく大きな反発が発生しました。
日銀としてもこのあたりまでは、
株価を押し戻したいところでもあり、
リバウンドを誘発する努力をしていたのは、
前号メルマガ(第309号:3月22日)で、
その背景事情とともに書いたところです。
今後もこのあたりの株価を死守できるか、
さらには長期金利の上昇を抑制できるか、
日銀等の「防衛出動」が意識されつつ、
相場が展開されていくのかもしれませんが、
ようやく最初のパニックがおさまって、
合理的な株価水準が意識されてくるのは、
市場全体にとっても朗報といえます。
ただ、相場環境が本当に好転して、
株価が戻ったわけではないことは、
よく注意しておく必要があり、
ある程度のリバウンドをこなしたら、
また「次の衝撃」が警戒されてきます。
新型コロナの拡散は止まっておらず、
むしろ加速し続けているところですし、
その「封じ込め」を図った代償として、
実体経済と金融システムへの打撃が、
どの程度に上るかもまだまだ未知数です。
日本の都市部でも感染者数の増加が、
一定の「閾値」を超えてくるようならば、
日本政府もまた大きな決断を迫られて、
市場への衝撃となりかねないことなども、
まだまだ油断できない要素といえます。
新型コロナの「パンデミック」化という、
市場にとっての「ブラックスワン」は、
まだその最初の衝撃の段階であり、
いつでも次の大きなパニックが生じて、
市場がまた大混乱し得る状況といえます。
安心して手放しで買っていけるような、
青空が広がったわけではないことは、
よく注意しておきたいところです。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第306号:3月1日発行、第307号:3月8日発行、第308号:3月15日発行、第309号:3月22日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
人気ブログランキング
にほんブログ村
● 全投資家必見!衝撃のメルマガ申込みはこちらから
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す