「閑散相場」と、今後の政治と相場を動かす諸要因。
昨日の日経平均は小幅高。
「2万4千円の攻防」が続きますが、
大きく下げる要素もないため、
2018年以来の高値を更新しており、
「バブル化」した米国に連れ高して、
日経平均も「高値トライ」です。
ただ、熱気に包まれている雰囲気とは、
現時点ではどうも言い難いところです。
米国市場が休場という事情もあり、
昨日の売買代金は非常に細っており、
買いが買いを呼ぶというよりは、
「閑散に売りなし」の格言通り、
誰もいないから下がらないという、
そういった状況であるといえます。
久々に海外要因が落ち着いて、
米国株は絶好調という状況ですが、
本当に「第1段階」の中身が、
さらなる株高に値するものかは、
前号メルマガ(第300号:1月19日)で、
いくつか疑問点を述べたところです。
無論、合理的な根拠もないままに、
株価だけが上昇するような現象は、
歴史上、しばしば発生しましたが、
そうした「バブル」というものは、
いつも悲劇的な形で終わります。
また、現在の海外要因の落ち着きは、
政治的な危うい均衡の上にあるため、
些細なきっかけで波乱が発生して、
市場を荒らす恐れがあるわけですし、
中国で急速な拡大が確認される、
新型肺炎が今後どうなるか等も、
政治と相場を動かすかもしれません。
昨日の「閑散相場」の背景には、
そうしたこともありそうです。
また、日本で始まった通常国会は、
初日の大波乱こそ避けられたものの、
明日以降の日程をめぐって、
冒頭から相当に緊張しています。
現時点ではまだ野党の足並みが、
良好な形で揃っていないことが、
政権側の安心材料ではありますが、
追及される材料は多すぎるために、
誰も先行きを楽観視していません。
こうした危うさを孕んだ状況で、
日経平均は「高値圏」で推移しつつ、
1月相場の下旬に突入しました。
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