この夏は何が相場を動かすのか。
一応、日銀は「引き締め」へ。
ただし「量的引き締め」としての、
国債の買い入れ額の減少について、
確固とした規模をみせておらず、
市場参加者にはその「本気度」を、
示せたとは言い難い状況です。
来月以降の「利上げ」について、
その可能性は認めているものの、
可能性を示すだけであるならば、
ほぼ従前どおりの対応でもあります。
この日銀の煮え切らない姿勢が、
市場に影響してくるのかについて、
前号メルマガ（第530号：6月16日）で、
詳しく分析しているところですが、
決定会合の後からまた「円安」が、
進んでしまっているという事実は、
よく認識しておきたいところです。
無論、金融政策だけにとどまらず、
この夏に起きる様々な「ドラマ」が、
市場を変動させ得るということも、
注意しておきたいところですので、
前号メルマガでも触れていますが、
いずれにせよ外部要因の変化に、
左右され易い夏になりであります。
欧州や日本の国内政局なども、
見るべきポイントでありますので、
そのつもりで臨んでいきたいところです。
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