トランプ政権と「おっかなびっくり」の日経平均。
昨日の日経平均は小幅続伸。
朝方につけた高値が維持できず、
大きく値を消して引けています。
一応、続伸することは続伸しましたが、
上昇の勢いが強いという印象はなく、
前号メルマガ（第283号：9月22日）で指摘した、
「おっかなびっくり」の言葉通りの上昇です。
実際、「おっかなびっくり」せざるを得ない、
いろいろな材料が海外でまた浮上中です。
トランプ大統領はまた中国を批判して、
「米中協議」の先行きが懸念されますし、
そのトランプ氏自身の巨大な疑惑が浮上し、
にわかに弾劾の機運も高まっています。
「次の大統領選」との兼ね合いもあり、
トランプ政権が苦境に陥るならば、
当面の株式市場が混乱に陥りかねず、
日経平均にとっても要注意であることは、
前号メルマガ（第283号：9月22日）でも、
不安要因のひとつとして指摘しました。
一方、英国ではジョンソン政権による、
「議会閉鎖」という奇策について、
「無効」という判決が出ています。
EU離脱をめぐる今後の駆け引きに、
大いに影響を与える判決だけに、
市場への影響も気になるところです。
日経平均はまだ「2万2千円の攻防」を、
クリアに上抜けてはいませんが、
今週は配当取りという要素もあり、
この攻防で失速するかどうかは、
極めて大きな分水嶺だといえます。
「休戦」が続くことへの期待と、
新たに出てきた不安材料との兼ね合いを、
次号メルマガ（第284号：9月29日）で、
詳しく分析することとしますが、
いずれにせよここ数日の相場の動きを、
非常に注意してみていきたいところです。
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