日米中の「国内事情」の変化と日経平均。
昨日の日経平均も続伸。
上海市場が軟調に転じるや、
日経平均も上昇を打ち消すように、
値を消してしまったりはしますが、
売買代金は膨らんできており、
市場の空気は少し変化しているようです。
今週はメジャーSQという特殊要因もあって、
外部的な相場環境とは全く関係がない形で、
想定外の動きをする可能性はありますが、
その後の相場をめぐる景色がどうなるかは、
しっかりと冷静にみておく必要はあります。
各国それぞれに次々と新しい動きがあります。
今日は日本では内閣・党人事の改造で、
安倍政権の中期的な展望もみえてきます。
事前リークされた通りの布陣になるならば、
日経平均の先行きには密接に影響する、
「玉」への期待が高まる可能性があることも、
前号メルマガで指摘したところです。
また、中国が「米中協議」にあたって、
農産物の輸入拡大などの具体的な措置を、
実際にやることへの期待も芽生えています。
中国の国内事情に鑑みて、
どの程度の「譲歩」が可能なのかは、
見極める必要がありますが、
少なくとも制裁措置の応酬の局面が、
いったん遠ざかったことが明らかならば、
やはりそれは市場にとって安心材料です。
さらには米国のトランプ政権内で、
ボルトン補佐官が更迭されるという、
サプライズの人事も飛び出しました。
これは世界全体の「地政学リスク」には、
かなり影響のある材料だといえます。
後任の補佐官がどうなるかにもよりますが、
政権内の過激論が後退するかどうかは、
今後の大きな注目ポイントといえます。
メジャーSQでの動きも気になりますが、
上記のような事情を反映しての動きであれば、
その後の市場の景色は変わってきそうです。
いずれにせよ、こうしている間にも、
内外の情勢が刻一刻と変化しているのは、
間違いのないことではありますので、
刻一刻と変化する市場の動きを、
間違えずにきちんと追いたいところです。
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