「9月に起きること」と2020年代の日経平均。
今日から「9月相場」。
「米中対決」をはじめとする諸問題で、
8月は月初から「下ブレ」が始まり、
全期間にわたり非常に低い株価位置で、
日経平均は揺さぶられましたが、
9月は9月でまた材料が満載であり、
能天気になれない事情が多いことは、
前号メルマガ(第280号:9月1日)で、
詳しく点検をしてみた通りです。
とりあえず先週末は米中双方が、
「対話」への期待感を表明したことで、
売りが売りを呼ぶパニック的な相場は、
いったん遠ざかったのは良いですが、
しかし、具体的で実効的な措置により、
緊張が緩和したというわけではなく、
むしろ米中両国はすでに決定済みの、
「制裁関税」や「報復関税」を粛々と、
今月になって実施していくところです。
英国、欧州、中東、東アジア、新興国と、
様々に危機が燻り、発火し、炎上中ですが、
これらが日経平均にも「重石」となり、
上昇を阻害する要因になっていることも、
前号メルマガで分析してみた通りです。
安倍政権は政権浮揚のためにも、
また、課題に逐一、対処するためにも、
この秋も「外交戦」に大忙しですが、
これも前号メルマガで確認した通り、
国内政局の構図が大きく変わりそうな、
重要な動きが与野党双方にあります。
気が付けば2020年まであと4か月ですが、
2020年代の内政・外交の姿を規程する、
大きな動きがすでに出現しており、
それらは日経平均の未来を直接的に、
決定していくものとみられますので、
この9月に起きることによく注意して、
先々を切り拓いていきたいものです。
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