内外ともに「話題満載」の夏。
先週の日経平均は「薄商い」が継続。
参院選の「前」の水準に戻した後は、
そのまま頭打ちの「膠着状態」です。
いくつかの「サプライズ」もあって、
懸念されていた下ブレ要因は、
先週時点では破裂することを免れ、
いつもの水準で膠着していますが、
ここから積極的に買い上がるような、
好材料も特になかったことも、
前号メルマガ（第275号：7月28日）で、
詳しく理由とともに分析したところです。
この夏に大きな騒ぎになり得たであろう、
米国の「デフォルト」という潜在リスクが、
市場を揺さぶり始める前の段階で、
すうっと消えていったのは朗報ですが、
秋以降にはまた次の難題が来ます。
それ以外の「黒雲」の全てについても、
解決の道筋がついたものはありませんし、
結局、「日米協議」がどう進展するかという、
日本市場の最大の関心事も不透明ですから、
なかなか上値が軽くならない状況のまま、
投資家は「様子見」を強いられています。
ただ、今週は米国の金融政策という、
世界全体の方向性を規定するような、
かなり大きな日程がありますので、
多少、見晴らしがよくなりそうです。
永田町は前号メルマガで指摘した、
参院選の「衝撃的なデータ」を受けて、
早速に激しい動きが始まっており、
政権も、与野党も、この夏休みの間に、
戦略を練り直し、体制を整えて、
新しい政局劇に備えようとしているのも、
前号メルマガで詳しくご紹介した通り。
とにもかくにも「話題満載」の夏ですので、
ひとたび何かの材料が破裂した際などには、
決して振り切られることのないように、
心して注意をし、準備しておきたいものです。
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