内外とも熱い「政治の夏」。
昨日の日経平均は反発。
中国株の持ち直しが安心材料となりました。
少し良い兆しといえます。
ただ、全体の売買代金は膨らんでおらず、
ソフトバンクの決算に牽引されて、
少し大きめに吊り上げらた側面もあります。
昨日の上昇で市場の「不安」が払拭されたとは、
まだ言い切れないところでもあります。
ようやく日本で実質賃金が上昇したり、
安倍政権の「玉」が「期待」されたり、
また円高が止まって決算に希望が持てたりと、
国内的な上昇圧力はあるのは事実ですが、
外部環境は中国だけでなく他にもいくつか、
わりと深刻な「不安」の種を抱えています。
日経平均が突き抜けた上昇を遂げるためには、
これらの「不安」はやはり障害になります。
めまぐるしく変わる中東情勢において、
米国が影響力を強めていることが、
安定とは逆の作用をもたらしていることも、
当面の警戒要素のひとつかと思われます。
お盆シーズンらしく市場参加者が減り、
商い自体は細っているところではありますが、
脳天気にバカンスを楽しめる状況ではなく、
世界中がトランプ大統領の一挙手一投足、
あるいは一投稿、一ツイートにぴりぴりして、
心安らかにならないという「ヘンな夏」です。
実際、トランプ氏の「標的」となった国は、
貿易・経済だけでなく政治的にも動揺し、
「まさか」が発生する恐れも否定できませんので、
次号メルマガ(第225号:8月12日)で分析します。
また、国内要因の「玉」が期待できるとはいえ、
前号メルマガ(第224号:8月5日)で指摘した、
自民党の総裁選「後」についての駆け引きも、
非常に活発なものになってきました。
当面は焦点は竹下派の動向ですが、
いよいよ竹下会長の決断がなされます。
竹下派の衆院側が分裂してもなお、
同派が総裁選「後」に安倍政権を窮地に陥れ、
好機を待つ戦略はあり得るとみられることは、
前号メルマガでも指摘した通りです。
これは秋以降の政権運営において、
非常に大きな影響力を持ちますので、
総裁選の大きな構図とその後の展開について、
次号メルマガでも分析を重ねたいと思います。
とにかく内外とも熱い「政治の夏」です。
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