参院選中も水面下の「外交戦」は続く。
(午前0時半の更新です)
昨日の日経平均は反落。
米国株は史上最高値に涌いていますが、
日経平均への「連れ高」効果は剥落し、
「円高」への警戒感が燻っています。
とはいえ、参院選の情勢推移などが、
日経平均を売り込む動きに対しても、
一定の抑止効果を発揮していることは、
前号メルマガ(第273号:7月14日)でも、
情勢分析とともに詳述した通りです。
海外各地の「黒雲」も燻っていますが、
これといった新しい材料も出て来ず、
いずれにせよ手がかりがつかめないまま、
売買代金も膨らまない閑散相場が継続し、
投資家は材料を待ち続けている状況です。
ただし、水面下は大忙しです。
大事な参院選の最中ということもあって、
安倍政権は選挙戦への影響を苦慮しつつ、
かなり難しい「外交戦」も続行中です。
前号メルマガのなかでも詳しく述べた、
イラン情勢への関与の在り方については、
安倍政権はまず「仲裁者」としての立場で、
外交努力を第一とすることを基本路線とし、
米国のリアクションを待つようです。
選挙戦の最中に旗幟を鮮明にするのは、
いくらなんでもリスクがあり過ぎますので、
穏当かつ妥当な一手ではありましょう。
問題はそれで済むかどうかです。
前号メルマガでも詳述した通り、
米国には米国の事情がありますし、
トランプ政権の中でも立場が異なる人々が、
それぞれ違う思惑で駆け引きをしています。
また「安倍・トランプ」関係は緊密ですが、
むしろ緊密で頼りにされているからこそ、
厄介を引き込むきらいがなくもありません。
いずれにせよ、水面下では非常に激しく、
両国がやりとりしているのは間違いなく、
それは焦点となる軍事協力のみならず、
為替問題や貿易協議にも影響しますので、
投資家が身構えるのも無理はありません。
閑散相場の膠着状態はいずれ終わります。
選挙戦も残すところあと4日ほどですが、
そろそろ参院選「後」の情勢について、
何がどう具体的に動き出すのかを、
頭の体操しておくべきかと思われます。
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