黒雲は去らぬまま、新年度へ。
昨日の日経平均は大幅続落。
米国で台頭する「景気後退」懸念や、
再び軟調となったアジア市場への不安、
また、英国のEU離脱問題への警戒に加えて、
再燃してきたトルコの信用不安など、
新しい「悪い材料」が顕在化こともあり、
日経平均も続落してしまいました。
英国情勢は依然として流動的です。
メイ首相の「捨て身」の戦法が、
英国議会をどう動かすかは不明であり、
合意案がドラマチックに可決されるのか、
4月12日に「合意なき離脱」に至るのか、
世界中が息を潜めてみつめています。
首相の「捨て身」の説得も失敗するならば、
英国の政府・議会もEU加盟国の側も、
「リーマン・ショック超級」の事態に、
あえて飛び込むというのですから、
市場関係者がやきもきするのも当然です。
また、日経平均への影響という意味では、
為替の動きはちょっと気がかりです。
今週は1ドル110円ラインで跳ね返され、
「円高」がストップしたという「幸運」が、
日経平均をパニックから救いましたが、
米国の政治的、政策的事情だけでなく、
欧州や中東に端を発する理由によって、
為替が動きやすくなる可能性もあり、
いずれにしても目が離せません。
土壇場の状況のまま「3月相場」を終え、
来週、新年度に突入することになります。
いくつか良い兆しはあるというものの、
週明けには新年号が発表されるというのに、
世界情勢の黒雲はなかなか去りません。
次号メルマガ(第258号:3月31日)では、
米国、欧州、中東、そして日本国内など、
3月下旬に新たに発生した材料を織り込み、
新年度、新時代の展望を分析する予定です。
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