今日、明日のトレンド発生には要注目。
日経平均は7日ぶりの反発。
前号メルマガ(第229号:9月9日)で分析した通り、
本来ならあり得ない事態が相次いだ結果、
本来ならあり得ない株価位置まで、
先週の日経平均は下げたところですが、
昨日は久々に新しい悪材料が出ず、
なんとか下落がストップしました。
異常事態が解消に向かうようならば、
本来あるべき位置を目指すはずです。
ただし、反発に勢いがあるとは言えず、
燻り続ける内外の不安要因の存在を反映して、
東証一部の売買高は2兆円に届かず、
総じて投資家は「様子見モード」といえます。
確かに、若干、良い兆しはなくもありません。
関空は突貫作業で一部、空路が再開し、
官民あげて復旧がアピールされていますし、
北海道では地震被害が順次、復旧し、
工場などが再稼働しつつあることは、
日経平均の下落を止めた一要因といえます。
ただし、「災害リスク」は払拭されておらず、
積極的に日本株を買おうという気分には、
まだなりづらいことも否定できません。
特に地震は「喉元過ぎれば」なんとやらで、
「忘れた頃にやってくる」ものですから、
しばらくするとみんな忘れてしまい、
市場もさほど意識しなくなるものですが、
現時点ではまだほとんど「喉元」にあり、
誰も地震の恐怖を忘れてはいません。
インバウンド景気が回復するかどうかは、
まだ読めないところですし、
「次の災害」への警戒も燻っています。
北海道で大きめの余震が相次ぐほか、
千葉県で震度4の地震があったり、
四国周辺でスロースリップが発生したりと、
「別の震源域」のエネルギーの存在を、
嫌でも意識させる現象も相次いでいます。
米中、日米の「貿易戦争」の先行きや、
日本の金融機関の健全性など、
確認しておきたいことがいくつもあり、
日経平均を売る「きっかけ」を待つ投資家も、
まだ数多く存在しているようです。
今週はメジャーSQという攪乱要因もあり、
ふだんならあり得ないような動きをして、
市場参加者を慌てさせる可能性もあり、
いずれにせよ注意を要する週です。
今日は火曜日、明日は水曜日ですので、
特に今日、明日のトレンド発生に注目しつつ、
引き続き情報収集・分析に努めたいと思います。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第228号:9月2日発行、第229号:9月9日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す