秋以降に警戒される「世界史級のインパクト」。
昨日の日経平均は反落。
前夜の欧米株の下落を受けて、
ある程度、安く始まったものの、
動意に乏しい展開が終日、続き、
だいぶ値を戻して引けています。
強烈に売り込む動きはみられず、
売買代金も記録的に低いまま、
「閑散に売りなし」の格言通りに、
「様子見」モードが主になっています。
為替が若干、支援材料になっており、
下げづらい状況であるのは確かです。
パウエル議長の講演待ちですが、
まだ中国側に新たな過激な動きがなく、
米国経済の指標がわりと良いために、
早期に大きな「利下げ」の観測が、
幾分、後退しつつあることで、
少しだけ「円安」に振れており、
今日の日経平均にもこれに伴い、
上昇圧力が発生すると思われます。
ともあれ、米国の金利動向次第で、
上にも下にも動くのは間違いなく、
FRBがどんな方向性を採るのか、
待つほかはない状況ではあります。
他にも多くの材料待ちがあり、
9月にかけては大きな事象が、
世界各地で発生するとみられます。
目下の焦点は「米中対決」であり、
この夏は大いに振り回されましたが、
英国、欧州、中東、東アジアと、
いずれも世界史級のインパクトで、
秋以降、大きく情勢が動く可能性があり、
そうした中で日本の永田町でも、
安倍政権の未来とその先を見据えた、
権力闘争が激化していきそうですので、
次号メルマガ(第279号:8月25日)で、
秋以降の相場展望を分析する予定です。
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