「中国で起きていること」と日経平均。
昨日の日経平均は小幅に反落。
下落したのは小幅といえば小幅ですが、
あまり面白くない形の小幅反落です。
先週の米国株の上昇を引き継ぐ形で、
それなりに上昇して始まったにもかかわらず、
中国市場が為替、株とも変調をきたしたため、
せっかくの上昇分がほぼ消えて引けました。
時の政権が米国寄りか中国贔屓かによって、
若干、濃淡に違いが出るものですが、
基本的には21世紀の日経平均の値動きは、
米国市場と中国市場の両方に左右されます。
また、このところ米国の保護主義を警戒し、
中国と自由貿易で歩調を合わせる日本には、
中国内部で異変が生じるのは痛いことです。
この「8月相場」はネタが満載ですが、
そのひとつは間違いなく中国です。
トランプ政権は中国を標的にして、
経済・貿易の面から揺さぶっていますが、
政治という「別次元」に移行するならば、
日経平均への悪影響も飛躍的に増します。
そんなわけで、この「8月相場」の行方は、
中国の各方面で起きていることに目を配り、
市場のリスク要因を把握することが不可欠ですので、
次号メルマガ(第225号:8月12日)のなかで、
最近の情報を掘り下げて考える予定です。
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