やはり、「8月相場」はネタが多い。
昨日の日経平均は大幅反落。
主因は「貿易戦争」です。
米中間でまたつばぜり合いが激化し、
市場を大いに冷やしてしまいました。
前日に上昇した分の値をすっかり消し、
相場全体がやや弱気に傾いています。
官邸と日銀が注意深く市場を盛り上げ、
日本株の崩落を防ぐことに必死ですが、
海外要因が破裂するとどうしても腰が折れ、
上値を追うどころではなくなってしまいます。
トランプ大統領をはじめとする、
アクの強い指導者たちの働きによって、
この夏はネタ枯れになるどころか、
切れ目なく燃料が投下されており、
なかなか相場が落ち着いてはきません。
ただ、「貿易戦争」や「地政学リスク」など、
市場関係者が真っ青になる材料がある一方、
各国とも国内市場を盛り上げるために、
全力で「玉」を出しつつあることも事実です。
外的、内的な不安要素の下げ圧力と、
国内要因の上昇圧力の２つの力による、
いわば「綱引き」が続いているともいえます。
日米中と世界の「トップ３」においては、
この夏、特にそれが顕著ですし、
それは日米中の参加国の国内における、
政治的な闘争とも密接に連動しています。
次号メルマガ（第224号：8月5日）のなかで、
それらを整理し、この夏以降の相場展望を、
分析してみたいと思います。
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