やはり、全ては「日銀次第」。
先週の日経平均は大幅下落の後、
いったん下げ渋りになっています。
日銀の「正常化」予告を受けて、
今週の決定会合が始まる前に、
ポジションを整理する動きが、
いったん広まったわけですが、
さりとて大きく下げた後にも、
下げが加速するようなことは、
先週時点ではみられませんでした。
日銀が踏み出す「正常化」について、
前号メルマガ(第517号:3月17日)で、
シナリオを想定しているところですが、
「正常化」することそれ自体によって、
必ずしも「引き締め」が進むとは、
言い切れないのは確かであります。
日銀側もこの点については、
市場への配慮を欠かしておらず、
含みのある表現に終始しており、
今後もそれが踏襲されるのなら、
「バブル」の生成が阻害されて、
大幅な下落局面になるとは、
必ずしも言えないところです。
全ては「日銀次第」であり、
決定内容や表現ぶりによって、
上にも下にも行き得るのが、
今週の決定会合であります。
その意味では「運命の日」です。
日銀が何を打ち出すのかを、
しっかりと見極めた上で、
適宜適切に動きたい週です。
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