全国的な豪雨で亡くなった方のご冥福をお祈り致します。
被災された全ての方にお見舞いを申し上げます。
ようやく大雨特別警報が全て解除されたとのことですが、
雨足が弱まってもなお新たな被害の恐れがあるそうです。
どうぞお気をつけ下さいますよう。

(7月9日のブログです)

先週末の日経平均は久々に反発。

中国市場がいったん落ち着いたことや、

前号メルマガ(第220号:7月8日)で書いた、

安倍政権の国会運営の若干の「前進」という、

それなりの好材料が出たためですが、

木曜までが下げ過ぎていたこともあって、

買戻しが入ると戻る速度も速かったです。

また、前号メルマガで指摘した通り、

先週の日経平均は「次の焦点」での攻防を、

ほぼ静止状態になる形で繰り広げており、

下げ過ぎると戻りが意識されてくるあたりは、

相場参加者のコンセンサスの在り様を物語り、

今後の値動きの目安になるものと思われます。

内外の状況が波風穏やかに向かうのであれば、

この水準より下に日経平均がいることは、

やはり、あり得ないことは明瞭のようです。

とはいえ。

今週以降に海外要因に振り回されることとなり、

内外の指導者層も投資家全体も考えあぐね、

攻めあぐねる展開が続きそうです。

「熱い夏」が期待された今年でしたが、

すでに「嵐の夏」の様相を呈しています。

米国が仕掛ける「貿易戦争」については、

米国の景気が依然として強いために、

トランプ政権を強気にする懸念があり、

さらなる強硬策の発動も警戒されており、

世界経済の雨模様はまだ継続中です。

また、追加の強硬策が出ないとしても、

脆弱な市場で「まさか」が発生すれば、

また大きな波乱が日本市場を直撃して、

日経平均を下ブレさせかねないところです。

一方、国内政局については、

先週金曜の一定の「前進」を受けて、

今日、明日あたりに与野党がお互いに、

勝負をかけてくる気配が漂っています。

一定の「前進」があったとはいっても、

これまた前号メルマガで解説した通り、

会期末の余裕はわずか1日という「綱渡り」で、

ひとつふたつ手元が狂うハプニングが起きれば、

依然として「まさか」の発生もあり得るところ。

永田町は何があるかわからないところですので、

過度に楽観視するのは禁物といえます。

今週も注意力を切らせない日々が続きそうです。

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