海外の「大嵐」と国内の「異変」。
昨日の日経平均は少し反発。
臨時国会の開会日でしたが、
海外要因に振り回されています。
寄り付き直後こそ上昇しかけましたが、
米国の株安とサウジへの強硬姿勢、
英国の政変とハードブレグジットへの懸念、
またイタリアで燻る予算案への不安など、
海外発の不安が重石となり前場は大きく下落。
安値21911.42円を更新することになりました。
不安心理は解消されたとはいえず、
日経平均はずるりずるりと押されています。
ただ、この日は上海市場の堅調さに支えられ、
後場ではなんとか22000円ラインを回復し、
前日比プラス圏に浮上して引けました。
しかしながら。
ナイトセッションではまた、
海外発の「大嵐」が発生することとなり、
米国株が再び大暴落となるのにあわせて、
日経先物も大幅な連れ安となっています。
日経平均は今日もかなりキツい下げで、
安値を大幅更新しそうな状況です。
世界市場が「大嵐」となるなか、
国内でも妙なことが起きています。
臨時国会が始まったにもかかわらず、
目玉中の目玉法案の中身について、
ちょっと「異変」が発生していることです。
安倍政権が株価下落の流れに反撃して、
切り札となる「玉」を出すと思えばこそ、
日本国内で株高圧力を創出できるはずですが、
出すべき「玉」を出せなかったり、
「玉」の内容が空疎なものだったりすれば、
相場を支えるコンセンサスが溶解して、
日経平均は底無しの状況に陥りますし、
それはまた安倍政権の基盤をさらに弱めます。
次号メルマガ(第236号:10月28日)で詳述しますが、
世界中の市場に「大嵐」が吹き荒れるなか、
安倍政権はのるかそるかの大勝負を続けており、
その成果が日経平均にとっての希望ですが、
政権への「逆風」でレイムダック化が進めば、
アベノミクスも「終わりの始まり」になります。
世界の市場も永田町も、わりと緊迫してきました。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第233号:10月7日発行、第234号:10月14日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す