昨日の日経平均は4日ぶりの反落。

連騰の反動で利確の売りが出たわけですが、

日経平均は底堅いという意識もあり、

下落幅は47.84円にとどまっています。

ただ、若干、情勢が変化しつつもあり、

上値が制限されそうな雰囲気も出てきました。

昨夜は米国株が下落しました。

米国の長期金利上昇が円安をもたらすだけなら、

日経平均にとってプラスといえますが、

米国株を下げる方向で作用してくると、

日経平均の値動きも冴えなくしてしまいます。

前号メルマガ(第212号:5月13日)で指摘した、

新しい「特需」が日経平均の「追い風」となり、

日経平均を下支えする可能性は高いですが、

米国との「貿易交渉」はやはり予断を許さず、

次に何を要求されるのか政府はピリピリしています。

中東情勢が流動的で不穏な流れになっており、

「地政学リスク」の再燃が懸念されていますが、

中東での危機は北朝鮮を強気にさせるようで、

米朝首脳会談を前に揺さぶりを強化してきました。

会談の成功が疑問視されるようになれば、

4月以降の「雪解けムード」は暗転しかねません。

このところのメルマガでも指摘してきたことですが、

日経平均は「本来あるべき水準」まで戻ってきたものの、

ここから先の株価が能天気に青天井となるには、

やはりまだ払拭されるべき課題は残されています。

そんななかで安倍政権の動きが注目されます。

永田町では「安倍おろし」の動きが一時停止し、

当面、政権の「存続」の見通しが立ったことで、

今国会での重要法案の成立する公算となり、

6月以降に出てくる政策的な「玉」のほうに、

徐々に関心が寄せられてきています。

官邸と財務省の力関係が変わったことで、

10%への消費増税はまず動かない見通しのため、

これを補う「玉」をどう手当するかというのは、

ひとつのテーマではないかと思われます。

いろいろミソをつけてしまった経産省が、

さらなる株高で政権と自分たちを守るために、

様々な駆け引きを繰り広げていることも、

日経平均の未来にとっては気になるところです。

政治と経済、政治と景気、政治と株価が、

安倍政権ほどきれいに連動するのも珍しいですが、

いずれにせよ内外から押し寄せる市場への不安を、

安倍政権の努力で乗り越えていくという構図は、

いましばらく続きそうにみえますので、

引き続き緊張感を持ってウォッチしてまいります。

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