政権の存続を賭けた「反転攻勢」へ。
昨日の日経平均は26.82円と続落。
米国市場が下がった翌日にしては、
日経平均はよく頑張ったという印象があります。
米中の「貿易戦争」が緊張緩和の方向に向かい、
シリアでの米軍の軍事行動もまだないことで、
日本市場もひと息つけた格好になっていますし、
安倍政権による来週からの「反転攻勢」にも、
それなりの期待もあるものと思われます。
来週はいよいよ日米首脳会談です。
いきなり高いボールを投げつけて、
相手をひるませるのは「トランプ流」ですが、
懐に飛び込んできた「子分」に対して、
「親分肌」を示してきたのも「トランプ流」です。
安倍総理が持参する「お土産」が何かにもよりますが、
日米首脳会談でそれなりの「成果」を得られるならば、
日本市場には「追い風」となります。
政権としてもこのところ続いた内政での失点を挽回し、
政権浮揚につなげる可能性があるだけに、
なんとかここで「1勝」をもぎ取りたいところ。
というより、それができないとかなり危ういです。
というのも一昨日の愛媛県側の記者会見によって、
永田町の空気はまた悪いほうにガラリと変わりました。
財務省側の凄まじい「頭脳戦」によって、
3月27日の佐川氏の証人喚問の直後に広がった、
なんとなくほっとした雰囲気が遠ざかっています。
また最近の「森友事件」の矛先は主に財務省であり、
政権防衛のためには何枚かカードがありますが、
「加計問題」は官邸そのものが焦点ですので、
一発で致命傷となりかねない怖さがあります。
何より官邸はいろいろと恨みを買い過ぎています。
野党だけなら怖くもなんともありませんが、
与党内の声が不穏になってきたのが気がかりです。
外交戦で「反転攻勢」を仕掛けつつ、
国内でも政権の維持と存続をはかるという、
政権側の苦しい「二正面作戦」の成果如何により、
今後の日経平均は大きく様相を変えてきますので、
今後の展望を次号メルマガ(第208号:4月15日)で、
最新情報をもとに分析して参りたいと思います。
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