「申酉騒ぐ」と「戌笑う」。
(午前0時半の更新です)
昨日の日経平均は小さく反落。
一昨日の上昇幅が大きかったため、
ある程度の「足踏み」は仕方ないといえます。
下落幅も33.77円と小さくとどまっており、
依然として高くも安くもない株価位置ですので、
再上昇への「期待」は残っていますが、
23000円を前にしての「足踏み」というのは、
やや気になるといえば気になるところです。
日経平均はこの10月以降に、
23000円のカベに3度跳ね返されており、
ここをクリアに抜けていくかどうかは、
大きな「分水嶺」といえるのですが、
23000円に近接するところまではできても、
そこからさらに上抜けをするためには、
もう少し材料が欲しいところでもあります。
為替がやや円安に振れてきたのは、
それなりの「追い風」ではありますが、
朝鮮半島と中東の「不安」は消えておらず、
相場の「重石」として作用し続けています。
クリスマス前後から年末にかけては、
「不測の事態」の発生も気がかりであり、
相場全体が不安定になりかねませんので、
なるべく今週のうちに勢いをつけて、
「分水嶺」を超えておくのが望ましいのですが。
ともあれ、今週の相場展開をよく見極めて、
「先高感」と「不安」のどちらが勝る形で、
今年を終えることができるかどうかを、
次号メルマガ(第192号:12月24日)で分析します。
「申酉騒ぐ」という相場格言の通りに、
上下に慌ただしかった昨年と今年ですが、
来年は「戌笑う」とされている通り、
笑いの止まらない相場になるのかどうか。
私自身も来年以降の全般的な投資計画について、
いろいろ考えて行動を開始していますので、
そのあたりもまた次号メルマガなどで。
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