「先高感」と「不安」と。
先週末の日経平均は続伸。
引けにかけては少し売られましたが、
一時、23000円に近接する場面もありました。
ちょうどこのあたりの株価水準は、
日本企業の「基礎力」が反映されたものといえ、
ここから「波風穏やか」な状況が続けば、
再び最高値を目指すことも十分に可能です。
日本企業、日本政府の努力によって、
「先高感」が醸成されているわけですが、
米国政府も金融・財政政策の双方で、
強い「追い風」が吹かせてくれています。
ようやく為替も円安方向に戻りつつあり、
これまた日経平均の支援材料です。
しかしながら。
能天気に上昇を続けた「10月相場」とは、
やや事情が異なっているのが「12月相場」です。
海外に複数存在する「不安」が、
相場上昇の「重石」となって作用しており、
いつ「冷や水」となるか予断を許しません。
米国の金融、財政(税制)政策は好材料ですが、
それを推進するトランプ大統領本人が、
大きな「政治リスク」の渦中にあります。
先週末金曜日のナイトセッションでは、
「ロシア疑惑」の新展開を受ける形で、
日経先物が急降下する場面もありました。
また、緊迫を続ける北朝鮮情勢のほうは、
前号メルマガ(第189号:12月3日)で書いた通り、
これまでと全く次元の違う局面に入っています。
まだ、相場にとっては「不安」の段階ですが、
もう一歩、二歩、米国側が踏み出すようならば、
強烈な「冷や水」となって作用しかねません。
そうした状況を織り込みながら、
この「12月相場」は進展していきそうです。
今週はまた無視できないイベントがあり、
良くも悪くも相場を混乱させる恐れがありますので、
いずれにせよ正しい知識を身につけた上で、
振り回されて動揺しない心構えが必要と思います。
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