「不安」の材料は北朝鮮だけではない。
(午前0時半の更新です)
昨日の日経平均も続落。
ただし、19200円台では押し目が拾われたようで、
下落幅は前日までより小さくおさまっています。
「地政学リスク」は米国の方向性が定まらず、
米国は北朝鮮を相手に軍事行動を起こすのか、
それとも覇権そのものを手放すのか、
究極の決断を迫られているところです。
ちょっと前の米国ならば考える間でもなく、
金政権を覆滅すべく襲いかかったでしょうが、
決断を躊躇させる事情が次々に発生しています。
日韓両国が被る犠牲もさることながら、
前号メルマガ(第176号:9月3日)に書いたように、
ロシアが陰に陽に不穏な動きを示している一方で、
米国の国内事情はさらに混迷を深めつつあります。
「不安」の材料は北朝鮮だけではないのです。
まずは9月9日が焦点ではありますが、
ギリギリで米国が軍事行動を思いとどまり、
「地政学リスク」が低下していくといっても、
そのことが日経平均の上昇を意味するとは、
必ずしも言えない状況にあります。
日経平均の株価位置についてのコンセンサスは、
すでに「溶解」の状況にありますし、
「底」を判断する外的要因は流動的です。
また、今週はメジャーSQという特殊事情もあり、
普段より相場の動きに不確実性は増しています。
「押し目拾い」を試すも結構ですが、
こうした事情があることを理解した上で、
間違っても破産しない注意が必要かと思います。
やはりロシアの動きは相当に気がかりです。
詳しくはまた次号メルマガ(第177号:9月10日)で。
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